建設業許可は「申請すること」より、「今の状況を整理すること」から始まります

建設業許可を取りたい。でも、何から始めればよいか分からない。
「建設業許可を取りたいけれど、自分が今、申請できる状態なのか分からない。」
このようなご相談をいただくことがあります。
多くの方は、制度そのものが分からないことよりも、自分の現在地が分からないことに不安を感じています。
要件について調べてみても、専門用語が多く、どれが自分に関係するのか判断しづらいことも少なくありません。
その結果、「何から確認すればよいのか分からない」という状態で止まってしまう方もいます。
不安の原因は、「何から確認すればよいか」が見えていないこと
建設業許可について調べ始めると、
- 必要な要件
- 必要書類
- 手続きの流れ
など、多くの情報が見つかります。
もちろん、それらは大切な情報です。
しかし、最初の段階で必要なのは、制度をすべて理解することではありません。
まずは、自分の状況を整理し、「次に何を確認すればよいか」を見えるようにすることです。
「分からない」という状態は、準備不足ではありません。
次に確認することが見えていない状態、と考えることができます。
最初に整理したい3つのこと
1.建設業許可が本当に必要な状況か
現在受けている工事や、これから予定している仕事によっては、建設業許可が必要になる場合があります。
まずは、
- どのような工事を行っているか
- 今後どのような工事を受注したいか
- 元請会社から許可取得を求められているか
など、現在の状況を整理してみましょう。
2.建設業の経営経験を確認してみましょう
建設業許可では、建設業の経営経験などを確認する場面があります。
この段階で、取れる・取れないを判断する必要はありません。
まずは、
- 自分自身の経験
- 法人であれば役員などの経験
- 建設業に関わってきた期間
- これまで担当してきた仕事の内容
などを整理してみましょう。
「使える経験かどうか」を一人で判断するよりも、まずは経験を時系列で並べてみることが大切です。
3.「ある・ない・分からない」を分けてみる
書類や要件について、最初から完璧に把握している必要はありません。
例えば、
- 営業所に関する資料
- 財産に関する資料
- 建設業に関する経験や資格
- 過去の勤務先に関する資料
などについて、
- ある
- ない
- 分からない
の3つに分けてみるだけでも、次に確認することが見えてきます。
「分からない」があること自体は、問題ではありません。
大切なのは、どこが分からないのかを見えるようにすることです。
判断できる状態をつくることが、最初の一歩です
建設業許可は、「申請すること」だけが目的ではありません。
まずは、自分がどこまで準備できていて、どこが分からないのかを整理すること。
現在地が見えると、次に確認することや、準備を進める順番が考えやすくなります。
一方で、現在地が分からないまま情報だけを集め続けると、不安が大きくなってしまうこともあります。
だからこそ、最初は「申請できるかどうか」を急いで判断するよりも、「今の状況を整理すること」をおすすめしています。
一人で判断が難しいと感じたら
建設業許可は、状況によって確認する内容が異なります。
まずは、「ある・ない・分からない」を整理し、現在地を見えるようにすることから始めてみてください。
一人で整理することが難しい場合は、現在の状況を一緒に整理しながら、次に確認する内容を考えていきます。
建設業許可は、「取れる・取れない」を急いで判断するものではありません。
まずは今の状況を整理し、次に何を確認すればよいかを見えるようにすること。
私は、その現在地を一緒に整理するお手伝いをしています。
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