お金が残らないのは、稼ぎ不足ではなく「流れが見えていない」だけかもしれません|お金の流れ整理会

月末に通帳を見るのが、少しこわい。そんな感覚を、持ったことはないでしょうか。
入ってくるお金はある。働いてもいる。それなのに、なぜか手元に残らない。通帳の数字を見て、ため息をつく。
そういうとき、人は自分を責めます。「もっと稼がないと」「自分はお金の管理がだらしない」と。でも私は、そうは思いません。
お金が残らない原因は、たいてい「額」ではありません
もちろん、売上が足りていないこともあります。でも、相談を受けていて多いのは、そこではありません。
お金が、いつ・どこへ・いくら動いているのかが、見えていない。原因は額ではなく、「見えていない」ことのほうがずっと多いのです。
見えていないから、不安になる。不安だから、通帳を見たくなくなる。見ないから、もっと見えなくなる。この悪循環は、稼ぎの量では抜け出せません。見える化されていないお金は、増えても同じように消えていくからです。
だらしないのではありません。ただ、流れが見えていないだけです。
私の父は、忙しいのにお金が残りませんでした
私の父は、空調設備の一人親方でした。腕は確かで、声がかかれば断らない。朝から晩まで、本当によく働いていました。それなのに、なぜかお金は残りませんでした。
子どもの私には、その理由がわかりませんでした。これだけ働いているのに、どうして家計はいつも苦しいのか。
今ならわかります。父は、お金を「稼ぐ」ことには必死でしたが、お金がどう流れて、どこへ消えているかを見る時間を、持てなかったのです。
材料費、外注費、税金、生活費。入ってきた瞬間から、いくつもの出口へ同時に流れていく。その流れを一度も紙に並べないまま、忙しさの中で年が過ぎていきます。足りなかったのは、稼ぐ力ではなく、流れを見る時間と、見る順番でした。
見えると、不安は判断に変わる
私が今、経営者や個人事業主の方とやっているのは、難しい会計ではありません。お金の流れを、一度ぜんぶ外に出して、並べてみる。それだけです。
並べると、見えてくる3つのこと
- 毎月、必ず出ていくお金はいくらか
- そのうち、減らせるもの・減らせないものはどれか
- 何があれば、来月の支払いに慌てずにすむか
紙に並べると、ぼんやりした不安が、具体的な数字に変わります。数字になれば、判断できます。
不安を、判断に変える。これは、守りたいものがある人ほど効きます。家族。これまで続けてきた仕事。築いてきた信用。守るものがあるから、お金の不安は重くなる。その重さは、あなたが真剣に生きている証拠です。
今日できる、ひとつのこと
大きな帳簿は、今日はいりません。紙を一枚出して、毎月かならず出ていくお金だけを書き出してみてください。
家賃。通信費。サブスク。保険。返済。金額がうろ覚えなら「だいたい」で構いません。
書き出した合計を見たとき、たぶん少し驚きます。「思っていたより多い」か「意外と整理できそう」か。どちらでも、それが第一歩です。見えた瞬間に、不安は少しだけ判断に変わります。
お金の流れを、一人で抱えないために
7月9日に、「お金の流れ整理会」を開きます。お金の不安を、一人で抱えたまま年を越さないために。入ってくるお金と出ていくお金を、少人数で一緒に並べて整理する90分です。
- 日時:7月9日(木)10:00〜11:30(90分・オンライン/Zoom)
- 定員:5名前後(最大6名)/参加費:無料
- 締切:7月8日(火)18:00(定員到達で締切)
- 対象:個人事業主・小規模経営者の方
数字に強くなる会ではありません。自分のお金の流れを、自分の目で見られるようになる会です。決めるのはあなたです。でも、見る前に整理する場所があっていい。だから、自分の人生の舵を、自分で握れます。
▶ お申し込みは お金の流れ整理会のご案内ページ の参加フォームから(所要1分)。
あなたが「これは毎月けっこう出ていくな」と感じている支払いは、何ですか。よかったらコメントで教えてください。
